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 ■横須賀まつり〜大門組〜山車彫刻

壇箱 「六玉川」 瀬川治助重定
 大門組の山車彫刻で目をひくのが前棚の「六玉川」です.これは瀬川治助重定初期の作かと思われます.
支輪部の彫刻は,支輪四隅に「菊花」のみでしたが、近年地元の大工により東海市の民話を題材とした彫刻が追加されています.
 
壇箱 「六玉川」
 玉川は古来,和歌の歌枕として知られており,北斎や春信も題材として取り入れています.
「井手の玉川」(山城),「三嶋の玉川」(摂津),「調布の玉川」,(武蔵)「野田の玉川」(陸奥),「野路の玉川」(近江),「高野の玉川」(紀伊)を合わせて『六玉川(むたまがわ)』といいます.
 治助も「玉川」を得意の題材としているようで,六玉川の中から一面もしくは複数を組み合わせており.各地の山車彫刻に見ることが出来ます.横須賀ではこの本町組の他に大門組の彫刻が同じく玉川となっています.
文化5年(1808)瀬川治助重定の作で(他組の壇箱は重光)ヒノキ材により彫られていて製作年代もより古いものとなっています.題材は「玉川」ですが,本町組の重光作「玉川」と同題材の父子競作ですので比べて見るのも興味深いものです.(題材の説明は本町組の項を参照下さい)


正面中央
野路の玉川?
正面右側
三嶋の玉川(左)と井手の玉川(右)
右側面
左側面
調布の玉川

鬼板
太平鰭と蟇股
前棚付近
木鼻獅子
狭間彫刻と木鼻獅子
平成13年追加された
側面支輪部の彫刻
左側面「琴引松」
右側面「舞鶴に葡萄の家紋」
いずれも東海市の民話から題材をとっている.
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